自主夜間中学「鎌倉えんぴつの会」など、県内外の方々が集まった学習交流会に参加させていただきました。テーマは「学びに困難を抱えている人によりそうには」で、発達障害について臨床心理士の本杉さんからお話を伺った後、えんぴつの会にお子さんが通われている親御さんの思いを含め、貴重な交流の場となり、学ばせていただきました。
一般的にいわれる発達障害の種類として、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動症(ADHD)、限局性学習症(LD)の3つがあげられますが、その他にも多くの症状があるとのことです。健常者とそうでない人を完全に分かつものでもなく、私自身、多動症の傾向がないといったらウソになります。そのように、多くの人の日常に関わる問題です。
そのうち、自閉スペクトラム症は、社会的コミュニケーションや対人関係の困難さ、行動・興味及び活動の反復や拘り、感覚過敏といった特性があります。私自身、そのような特性があると思われる方との関係性に悩んできた経過があり、大変参考になりました。では、結論としてどのような姿勢で関わっていくのが良いか、「まとめ」の内容に感心しました。
「学びに困難を抱えている人によりそう」には、自分(支援者)の視点をいったん横に置き、「なぜその人がそういう言動をとるのか」を本人の視点から理解する、または理解しようとすることが重要と考えます。「まとめ」より。これからも鎌倉など自主夜間中学の取り組みを応援していきます。