今、全国的に学校プールが老朽化し、修繕しない、減少傾向が進んでいます。
大船小の保護者からプールの修繕してほしいとの下記の要望が寄せられています。
学校プール 修繕してほしい (議員団にメールで寄せられました)
現在、子供が大船小学校に通っております。
先日、学校だよりによりますと、学校のプールの老朽化によりプールが使えないとの事です。
修繕も予算が無いため出来ない、近隣の中学校に通うような話が上がってるようです。中学校に行くにも授業時間をかなり割いて行かないとダメだそうで、小学校の6学年、中学校のプール時間もある事から現実的では無いと思います。
市庁舎移転計画に伴い莫大な予算を通そうとしております。
今や少子化対策は喫緊の課題ですし、これ以上教育の質の低下を止めて頂きたい。家庭によってはスイミングに通ってるから無くても良いと考える方が居るようですが、通わせるお金が無い家庭や変則勤務の共稼ぎ家庭には通わせる事が出来ません。
鎌倉市は海に隣接してます。海に出かける事もありますし、津波が到達する学校もある事でしょう、緊急時にどのように水難事故などから自分の身を守るかを学ぶ大事な授業だと考えます。
どうかお力を頂けませんでしょうか?
メールで返信
鎌倉市は2校に1つのプール設置という方向ですが、不十分だと思っています。
手広中学校プールも老朽化でお金がかかるからと直さず、西鎌小生徒はモノレールを使って腰越小に行くとのこと。
おっしゃる通り、スイミングに通わせているお子さんは良くても、財政的な面等で行かせることができないお子さんもいるでしょう。
義務教育で格差が出てしまう可能性があることは問題ですね。授業ですべての子どもたちが泳げるようになることが必要ですね。(吉岡和江)
課題、問題はなにか
●学校プールの管理・維持負担が大変。
水泳授業の実施には教職員が行っていますが、たいへんな労力であり、専門職等の配置が必要です。
又、水の入れ替えに大量の水や修繕にも多額の予算が必要ですが、国の補助が基本的にない事は問題です。
●水泳の授業は小中学校の教育課程上どのように位置づけられているのか
「楽しさや 喜びを味わい、その行い方を理解するとともに技術を身に着ける」ことが目的とされています。
●水泳授業が学校で行われたきっかけは
1955年にあった宇高連絡船紫雲丸沈没事故が挙げられます。修学旅行中の子ど達168名が命を落とした事故です。「水難防止のための授業」の普及に大きな影響を与えたとのことです。
●学校プールと水泳授業は
水泳授業の教師の専門性、学校プールの維持管理、自治体負担、子ども達の安全を確保しながら水泳授業としての意義を十分発揮する為の課題解決が求めれます。
公教育としての水泳授業を行っていくため、自治体としての責務を果たし、子ども達が自分の命を守る為の取り組を追求すべきです。
修繕しない方針を改め、大船小、手広中学校のプール修繕を行い、子ども達の水泳授業環境を整えてほしいと思います。