6月議会が始まりました。鎌倉では議会冒頭に行われている一般質問は、防災対策関連を私を含め多くの議員が取りあげています。また、本庁舎移転問題について、賛成反対の双方から8件の陳情が出され、私が所属する建設常任委員会で審査予定です。
陳情は移転賛成が5件、反対が3件で、やはり市民合意が不十分な表れと認識しています。そのことはまた、私自身も求めている住民投票の必要性を明確に示しているともいえます。住民投票は、平成30年11月に条例制定の直接請求が行われました。
直接請求否決後の令和2年(2020年)12月議会では、住民からの要請に応え、私自身、同条例制定を提案(無所属議員と共同)しており、先頭にたって取り組んできた自負があります。移転に関係する2つの計画が揃った以上、市民の民意を問うべきです。
そうしなければ、この問題は進めるにせよ、止めるにせよ、結論が明確にならず、今後もズルズルと引きずることになるでしょう。だからこそ、選挙だけでなく、主権者に是非を直接問う住民投票の要求には道理があるのです。