大船駅と藤沢駅の間に建設予定の「村岡新駅」。JR東日本による詳細設計(速報値)で整備費が159億円に増えたが、詳細については「経営上の重要事項に該当する」として明らかにされていない。12月議会の建設常任委員会で質したが、今後もJRに開示を求めていきたいとのこと。
これではJRの言いなりで工事を含め進められてしまうのではないか。詳細設計費4億円のうち、JRの負担は15%で、残り85%は税金。にも関わらず「成果物」を確認・検証できないのなら、公共事業としての根幹が問われる。神奈川県と鎌倉市、藤沢市の税金支出自体が不当ということになるのではないか。「ブラックボックスにしてはいけない」との答弁もされたが、何のため、誰のために新駅整備するのか、全く支離滅裂と言わざるを得ない。
いま決断しなければ、来年度に工事協定を結び、工事着手となり引き返すことが困難になる。多くの市民が疑問に感じている不要不急の事業。今からでも中止の判断をするよう求めていく。