鎌倉市議会は10月3日、最終日に上記意見書を賛成14人、反対11で意見書を採択しました。
9月議会には「現行の(紙の)健康保険証の存続に関する意見書の提出を求める陳情」及び「従来型(紙の)健康保険証の存続を求める意見書の提出を求める陳情」が3団体から出され、教育・福祉常任員会で審議されましたが、継続審査となっていました。
吉岡議員は他会派議員と協力して議員提案し、上記のように意見書が採択されたものです。内容は
2024年10月に現行の(紙の)健康保険証は廃止され、マイナンバーカードへの一本化(マイナ保険証)が基本となる法律について、この間、マイナンバーカードやマイナ保険証をめぐり、様々なラブルや問題が頻発したことにより、制度やシステムに対する国民不信は広がりを見せている。
医療現場では、マイナ保険証などオンライン資格確認システムのトラブルが7割にも上るとの調査結果が報道されている。
直近では健康保険証の券面に記載された窓口負担割合とオンライン資格確認で表示された窓口負担割合の相違があった事例があったとの報道もある。
こうした問題が生じている要因は様々考えられますがが、現時点でマイナ保険証に関わるシステムの基盤をなすデータの正確性や信頼性に問題があることは明らか。
介護現場においても9割超の高齢者施設が入所者のマイナンバーカード(暗証番号を含む)の管理に不安を抱いているとの報道も報じられている。
以上のように、患者、医療、介護現場、自治体現場が抱える問題や懸念からも紙の健康保険証廃止について停止し、見直しを求めるものたものです。