昨年3月、中外製薬(株)は、現在の深沢再開発予定地(31ヘクタール)の南に隣接する、中外製薬事業用地(8.9ヘクタール)について、その北側敷地(3.5ヘクタール)を高砂香料(株)に、南側敷地(5.4ヘクタール)を(株)長谷工コーポレーションに売却しました。その内容については地元町内会役員に説明を行なったようです。(下図)
それによると、
〇高砂香料は買収用地を事業用地として利用の予定(内容は未定)。
〇長谷工は用地の一部をスーパー・ホームセンター(例えばコーナンのような)また、一部をマンションに、一部を一戸建て住宅として整備したいとの事です。
これら事業のために2024年度中には現建築物について、取り壊しが行われるようです。
計画遂行には様々の課題が提起されています。
〇深沢開発計画地域と旧中外製薬再開発計画地域の間には市道常盤梶原線と梶原川があり梶原川の暗渠化をするとのことですが、あふれる危険性はどうか。敷地内を流れる新川をどうするのか、周辺地域住民に大きな影響を与える問題です。
〇周辺道路は現在でも渋滞が激しいところです。2つの再開発で一層の深刻化が予想されないか。
〇長期化が予想される2つの再開発事業自体による周辺住民への身体的影響はどうか。
などなど様々の問題が考えられます。
現在の計画状況からみると、鎌倉市などが予定する深沢再開発計画に先行して工事が開始される見通しのようです。
この問題について、皆さんのご意見をお寄せください。(吉岡和江