鎌倉では7日から議会が始まり、市役所移転計画の是非を問う市の「位置条例」改正案が大きな焦点となります。このことについて、改めて見解を述べます。
市役所移転には自治法に基づく「位置条例」改正が必要不可欠となります。私は先の9月議会で早期に位置条例案を提案するよう市長に求めました。提案が来年度に先延ばしされれば、移転事業が既成事実化し、議会の判断が実質的な意味を成さなくなるからです。
そのため、立場の違いを超え他会派からも位置条例の提案要求がされ、そうした声により12月議会に「提案させた」ということになります。ですから、条例の審議を先延ばしさせようなどという考え方は全くの的外れで、意味不明です。移転計画を見直させる道は、条例案の否決です。
条例案は可決されてしまう可能性が高いと言われている方もいるようですが、実際は僅差の状況です。市長と面談した際、「見通しがあって提出するわけではない」と私自身確認しています。ですから、賛成議員へのリコールではなく、条例否決にむけ、力を合わせて取り組みましょう。
歴史や文化をいかした鎌倉のまちづくりのために。鎌倉の未来のために。