鎌倉市の図書館は県内でもっとも歴史があります。いま市政に対する様々な不満が充満しているなかで、比較的市民から高く評価されている行政分野と認識しています。但し、ハード面についてはスペースの狭さや老朽化などの課題があり、人的サービスによるソフト面はレファレンスサービスなどで頑張られていると評価しています。
鎌倉の図書館は10年前の2011年に100周年を迎えました。その歴史を活かし、また、その歴史から学び、市民の知る権利の保障、生涯学習の核としての位置づけと役割が求められています。その点で、図書館運営の屋台骨である正規司書職員の位置づけは極めて重要です。
百周年記念式典における当時の市議会議長の挨拶を紹介します。「図書館は大きな貸本屋ではありません。図書館はまさに文化の集積地、発信地そのものであります。文化都市鎌倉を支える拠点の一つであるという自覚と責任をもって発展し続けてほしい。このたびの百周年を更なる図書館発展の礎として、これからも読書を楽しむ場、情報提供発信の場、資料収集の場としてあるだけでなく、市民の交流の場として市民に愛される図書館であり続けていただきなすよう強く願っております。」
ここには文化都市鎌倉の図書館の役割が凝縮して述べられています。お子さんから高齢者まで、誰もが自分らしく学び、ゆったりと過ごすことのできる生涯学習の核として、鎌倉の公立図書館が発展するよう議会内外で取り組んでいきます。
高野議員 9月議会・一般質問(ご覧ください)
1.図書館の運営に関する課題について(司書職の採用等)
2.ICT教育が子どもたちに及ぼす影響と課題について