今年3月以降「マイナンバーカードが保険証として使えます」と広報がされていますが、そのまま持参するだけでは使用できず、事前にマイナンバーのポータルサイトで利用登録が必要です。また、マイナンバーカードを保険証として利用できるのは対応医療機関のみです。
国は制度開始の今年3月には6割の医療機関でオンライン資格確認の導入(マイナンバーカードを保険証として利用できる医療機関になること)を目指していますが、資格確認に利用する顔認証付きカードリーダーの申し込みをしている医療機関の割合は11月中旬の時点で17.3%です。
マイナンバーカードの交付率自体が2020年11月1日時点で21.8%にとどまっており、健康保険証として利用を進めることでマイナンバーカードの交付率を上げることが国の狙いです。
マイナンバーカードは個人情報が集積されています。保険証として持ち歩けば紛失の可能性も高まります。今後もマイナンバーカードは持たない、つくらないことが最善です。