鎌倉市は2月26日に学校の一斉休校を3月3日から行うと発表。
私は直ぐ、開設を継続する、子どもの家(学童)の支援員等職員体制は大丈夫なのか、、マスクや消毒液はあるのか、今でも定員以上入所させている子どもたちの環境を考え、28日、口頭で教育委員会に、また、子どもの家担当に申し入れを行いました。その後3月2日には学校開放も含め7項目の要請を鎌倉市に行いました。
申し入れ内容は教育委員会には「濃厚接触を避けるようにと、学校は休校するが、子ども家(学童)は狭い場所で小学生の支援をすることになる。学校開放を検討すること」、子どもの家担当には「担当としても教育委員会に要望するべき」という内容です。
教育委員会は通常の春休み、夏休み等と同じように、子どもの家に通う子供たちには「体育館」「校庭」は開放するとのことでした。
マスクもない、消毒液もない
子ども家や保育園をおたずねして、要望・ご意見を伺いました。「マスクもない、消毒液もない」との実情を伺い、早速市の子どもの家担当者に要請。市は消毒液備蓄が少ない、注文しているが、なかなか手に入らないとのことでしたが ,要請した次の日に必要としている子どもの家に消毒液が1本届けられました。しかし、マスクは子どもの家には配られていませんが、保育園には保育園児童数の半分のマスクが配られました。
更に保育園には、国が3月11日、「職員には布マスクを1人1枚」「園にはコロナ対策で購入した消毒液等に補助を出す」との対応がやっと、行われることになりました。
実家に子どもを預けている、交代で休暇を取っている等無理は長くは続かないのではないか
いつもより、子どもの家や保育園に通う子どもは少ないとのことでした。
しかし、保護者の声を伺うと、預けていない理由について、なるべく家庭で保育してほしいとの要請を施設から受け、「実家に子どもを預けたり、テレワークをとり、自宅で仕事をしている」、「交代で休暇を取り、学童、保育園を休ませている」との声がきかれます。かなり無理をしての対応していることがうかがえます。
施設関係者からも「現状はいつもより少ないが、休校が長引くと預ける家庭も増えていく可能性がある。現状だけでは判断できない」ということでした。
やっと一部の学校で教室を子どもの家に開放の方向 子どもたちに校庭開放を
3月17日の鎌倉市議会2020年度予算特別委員会で「子どもの家から希望のあった学校の教室を一部開放する(16校中10校とのこと)」「中学校の登校日のみ小学校の校庭を開放する(3月17日、18日、24日)」とのことでした。しかし、実際に教室を利用しているのかについて、教育委員会はこの時点ではつかんでいませんでした。
横須賀市では全小学校の校庭を午後一定の時間開放しているとのことですが、なぜ鎌倉市では校庭開放ができないのでしょうか。図書館、子育て支援センター、子ども会館等も休館しており、子どもの居場所が少なくなっています。盛り場に子どもたちが行っている、公園は小学生がたくさんきているとの声も・・。
子どもの成長を保障するためにも学校校庭開放は必要ではないでしょうか。教育委員会に再考を求めました。