「(仮称)子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例(案)」についての意見募集(パブリックコメント)が行われ、2月議会で正式に提案されるのではないかと推測されています。子育て支援の充実は誰もが望むことですが、問題はなぜこのような条例制定が必要なのか、です。
実は、この条例(案)は、松尾市長が市長選挙時に発表した『福祉政策マニフェスト2017~政策17「(仮称)子ども総合支援条例」の制定』に基づくものです。様々な専門職(福祉・医療)や熱意のある人たちの有志によって作成されたとありますが、市民的な要求に基づくものとは必ずしもいえないため、十分な説明責任が求められます。
また、「つぎはぎの対策」ではなく中長期の視点に立った体系的な政策の実施が立案理由に掲げられています。公共施設再編との矛盾など、むしろ現状が「つぎはぎ」だらけであることから、制定ありきではなく、子どもたちや親御さんに広範なアンケートを行うなど、十分な市民的理解と合意が必要であると考えるものです。(市民ニュース1,2月号より)
市民ニュース・発行物
2020年1月16日