村岡新駅概略設計予算に1億5千万円
福祉・暮らし予算を削って必要ですか
Q:村岡新駅概略設計予算って何?
A:藤沢・村岡地区のJR貨物駅跡地に新駅をつくることを松尾市長は昨年末、明らかにしました。今回の予算に初めて、駅設置のための概略設計予算を計上しました。工事費や工事期間等を見極めるための調査だと言っています。
Q:JRは正式に新駅をつくると決めたのですか。
A:決めていません。市は新駅設置をJRに請願しているので、設計費用は藤沢・県・鎌倉市で3分の1ずつ負担するとしています。
Q正式に決定していないのに予算を使うの?
A:JR会社という一企業に、しかも正式に決めてもいないのに税金を使うことは問題ですね。市は調査だから問題ないと言っていますが、駅をつくるための予算で、つくらなければ必要ありません。市の支出は1億5千万円ですが、概略設計は4億5千万円にもなります。
Q:子育て支援、道路補修や樹木の倒木など身近な暮らしや防災対策に税金を使ってもらいたいです。
A:そうですね。市民は税金を使ってまで新駅を望んでいませんし、要望もしていません。
新駅利用予想数に栄区まで入っている等、駅設置の根拠は実態に合っていません。人口減少が進む中で新駅は必要ありませんね。
高齢者の外出支援の予算はお金がないからと冷たい市政です。駅設置費用の53億やシンボル道路橋20億円等駅関連支出はやめて暮らし・福祉にまわすべきです。(地域新聞 山さくらより)