市から長谷こども会館の閉鎖という発表が突然され、市民から驚きの声が寄せられています。この建物は大正10年に諸戸清六氏の所有となりました。その後の開発問題で大きな住民運動が起こり、昭和55年に鎌倉市に寄贈され、こども会館として活用されて今日に至っています。 また、平成7年に鎌倉市の景観重要建築物として指定され、現在も親子連れなど多くの利用者がいる大変貴重な場所です。
市は公共施設再編計画との関連で、長谷のように、こどもの家と併設ではない単独館を閉鎖する方針をもっています。党市議団はこのことを問題にしてきました。今回、耐震診断の結果、耐震性が低いことをもって、あっさりと閉館を決めてしまいましたが、事実上、以前から分かっていたことではありませんか。
市として5月以降は他の場所を利用していただくよう調整するようですが、第一こども会館は利用制限をお願いしている状態です。再編ありきでなく、多くの利用者の方々の想いを市は大切にすべきです。皆さんと力を合わせて耐震工事を実施させ、長谷こども会館を再開するよう取り組みたいと思います。