10月31日から11月1日、建設常任委員会の視察のため、岩手県矢巾町と福島県新地町へ視察に行きました。
岩手県矢巾町は、PFIは土地区画整理事業になじまないからPFI的手法でやったそうです。つまり、地権者との協議や土地交換、住宅建設など、当初予定通りにいかないことを想定して、途中で交渉しながら変えていくことを良しとする事業にしたそうです。そして資金を集めるためのSPC=協力会社による「矢幅駅前開発(株)」をを設立し、町はここと契約をして進めたそうです。
視察2日目は福島県新地町。浜通りの最北端で隣りは仙台市という地です。隣りの宮城県は早くから盛り土を進めたのに対し、新地町は平成26年からと遅い始まり。粘り強く地権者の相談に乗りながら協議を続け、合意形成に時間をかけたそうです。そのため、その後の事業はスムーズに進んだそうです。
住まいの再建を最優先にし、震災前のコミュニティを大切にするために、7つの集団移転団地をつくり、災害町営住宅もそれに合わせてつくり、さらに災害高齢者共同住宅も、コミュニティにつくりました。
基本PFI等、民間の導入はないが、エネルギー関連産業の区画では、SPCを導入しているそうです。
勉強になった2日間でした。