鎌倉の図書館は5地域に配置され5館体制で運営されていますが、6月から8月末まで、正規司書職員を3名から1名に減らすことに伴う玉縄館の開館時間縮減などの試行と利用者へのアンケート(画像のシール投票と紙ベースのもの)が行われました。
市は試行結果を踏まえ、来年度から玉縄館を、再来年度から腰越館を正規職員1名体制にし、それに伴い開館時間を現在の夜7時から5時に縮減しようというものです。この動きに心配した市民の方からの声を受け、私は9/6の一般質問でこの問題を取り上げました。
この問題の背景には「類似団体」との比較から正規職員を109名減らすとする「職員数適正化計画」があります。私は途中集計のアンケートにおける記載を見ても、現在の図書館運営を評価する声が多いこと、開館時間が短くなると困るという切実な声が多く記載されていることを紹介し、高く評価されている市民サービスを削減してまで、無理に正規職員を削減することは止めるべきと指摘しました。
さらに、利用者へのアンケートが説明もなく途中から変更されたことを示し(画像)、行政手続き上も大きな問題があることを明らかにしました。この問題は現場の責任ではなく、無理に職員数を減らそうという市長をはじめとする理事者の姿勢に原因があると考えます。
鎌倉の図書館は県内で一番歴史のある図書館です。正規職員を減らして開館時間を減らすのではなく、市民の生涯学習の核として発展的な取り組みを望むものです。