昨日から6月定例会。
質問項目は、①核兵器廃絶のために市長にも「ヒバクシャ国際署名」をしてほしい。平和行政をおし進めてほしい②北鎌倉隧道の一刻も早い仮設工事をです。
①は、市長は署名の内容を精査して検討すると答えられました。②では、住民の強い要望である「一刻も早く仮設で通行できるように」と「本設では文化財の保護の観点で尾根とトンネルを現状保全できる工法を考える」という、文化財専門委員会( 2016 年7月 8 日)で出された方向が基本であり原点ということを明らかにしたいと思いました。
しかし、驚いたことに、円覚寺にある幼稚園で保護者を対象にした説明会で、仮設工事は行わず、いきなり本設工事をするような説明をしていたのです。 この計画は、文化財部にも知らされていませんでした。どうして、どこにも公表していないこのような説明をしたのか…。
説明会で保護者から「このまま通行禁止期間をずっと継続するのか」と聞かれ、市の担当者は「仮設で通すよりも、一刻も早く本体工事に着手し、共用開始し利用できるようにしたほうが良い」と答えています。
私は「『良い』というのは、何が良いのでしょうか?」と質問をしました。しかし本設工事をしたほうが良いからと、答えになりませんでした。
武)なぜこの議会で補正予算を提案しなかったのですか? 市長も記者会見で、今年の夏までに通行できるようにと言っていたでしょ?
市)さまざまな問題があって
武)さまざまの一つを教えてください
市)本設工事の見通しが出てきたから
武)「一刻も早く」という住民の要望がある。ほかの理由を教えてほしい
市)さまざまな…
ここで市長がシビレを切らしたのか、言いました。
市長)地権者の同意が得られない
不思議な話です。仮設工事をするのに地権者の同意が得られない、大掛かりな本設工事なら得られる見通しがあるのか…。
今年の3月の安全対策検討委員会の時点でも仮設工事をする前提で話し合われ、4月 10 日ごろに建設常任委員会の委員長にも原局は6月に補正予算を組むと話されていました。本設工事の工法は慎重にしなければならないからです。
私がもっと分からないのは、どういう手続きをすれば文化財部にも議会にも報告せず幼稚園保護者に話ができるのかということです。こんな方法、手続きがあるんですか! 驚きです! 1年生議員にも分かるように説明してほしいです!