実質的な初議会となる臨時議会が終わりました。議案は鎌倉市観光協会に対する運営費等補助金についてで、賛成多数により可決されました。私は付託先(実質的に審査する所)である総務常任委員長を務め、付帯意見(特に委員会として市長側に意見を付すこと)を取りまとめました。画像にあるのが内容です。
私は市観光協会の運営費補助金に賛成しましたが、賛成=守旧派で反対=改革派という考え方には与しません。観光厚生常任委員会での長嶋委員の質疑からも花火大会の事務局を担うことになった市担当課に相当な負担がかかっていることが明らかになりました。昨日紹介した市の文書からも観光協会の全面的な協力なくして今年の花火大会は成功できないのが実態です。
さらに、観光協会には様々な課題がありますが、このまま観光協会正規職員の人件費の8割弱である運営費補助金を出さない場合、観光協会は潰れてしまうでしょう。それでは改善・改革のレベルを越えてしまいます。職員の雇用も継続できなくなり、問題視した「雇い止め」以上の大混乱に陥ってしまいます。叩くだけで、今後どうしていくべきかを示さなければ問題解決になりません。
そのため、観光協会の存続は保証しつつ、もっと多くの市民や関係団体を巻きこんだ民主的で発展的な運営に改善するよう求めて、今年度の運営費等補助金を可決したものです。鎌倉花火大会の成功をはじめ、市民の皆さんが楽しみにしている取り組みを前向きに発展させ、鎌倉の活性化につながるよう微力ながら今後とも努力するものです。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。