11月、2,3日 東京で行われた学習会に、赤松、吉岡が参加しました。
分科会は「区画整理のしくみと問題」。区画整理は戦前から行われている手法。歴史的にみると、農地を宅地に変える、建物ができるよう、道路をつくること。土地区画整理は地権者の減歩なしには成り立たない事業。生活者の視点はなく、土地の区画形質の変更新設、建築物の利用上合理的な形に変更すること。
区画整理は地主が道路や公園用地を無償で出す、「減歩」がなぜ行われるのか。
今までの土地に接している道路が広くなったり、道路ができるので土地の価値が上がる。だから、土地が減っても土地の価値は変わらないという理屈なのだ。過小宅地で土地を出せない人は 最後に清算金を出さなければならない。更地にして、換地で移動させられるから、新しく家を建てなくてはならない。基本的には家の保証は考えの中にはない。築10年でまだ居住できたとしても、新築するとなると、新たな借金をして立てなくてはならない。
土地を売って商売しようとするのでなく、生活している住民にとっては大変なことだ。
鎌倉・深沢まちづくりは市施行区画整理なので、市民の税金も数十億単位の負担が生まれる。
今後も区画整理の問題点を学び、深沢まちづくりが市民にとって良いものになるよう取り組んでいきたいと思う。