第2回目の市民学習会が開かれる
9月3日商工会議所地下ホールで鎌倉市議会議員有志18人の呼びかけでごみ問題についての学習会が開かれました。日本共産党市会議員団も呼びかけ議員の一員として参加しました。
講師の野池達也氏(日本大学大学院教授・前鎌倉市生活環境整備審議会委員)はごみ対策の今後への対応として、低炭素社会実現は温暖化対策など全地球的課題だとして従来廃棄物とされていたものが生物資源として再生可能エネルギーへの転化が必要であり可能になってきていること。特にメタン発酵によるバイオマス廃棄物処理は燃焼を伴わず安全性も高く、電力などへの再生エネルギーへの効率も高いこと。また、ごみ処理、汚泥処理についてドイツなど世界的にバイオマス処理施設の整備が進んでいる状況などを具体的に説明しました。
学習会に先立って主催した鎌倉市議会議員有志を代表して「鎌倉市のごみ問題への新たな方針は、今でも市民の皆さんの協力で、5年間リサイクル率全国一位になっている状況で、さらに市民に負担をお願いするというだけではゴミ問題の解決にはならない」と指摘し、学習会を開いた経過を吉岡議員が説明しました。
また、質疑の中ではメタン発酵法の場合出る硫化水素への安全性について問われ、先生から生物脱硫により除去され、技術的に確立されており安全に処理していることが明快に説明され、その他、施設整備に関わるコストについてなど活発な質疑が交わされました。