当事者の一人である市長自ら議会(市民)に説明を
日本共産党鎌倉市議団は5月31日新聞報道された、4月に行われた鎌倉市議選挙で市議候補に市長同行者が「陣中見舞い」を配ったとされる問題について、石渡市長に下記の申し入れを行いました。
2009年6月4日
鎌倉市長 石渡 德一 様
日本共産党鎌倉市議会議員団
団長 吉岡 和江
赤松 正博
小田嶋敏浩
高野 洋一
鎌倉市議選における市長と関係者の陣中見舞い問題について(申し入れ)
石渡市長におかれては、様々な行政課題があるなか、日頃から鎌倉市行政に尽力されていることに敬意を表します。以下のとおり、申し入れをさせていただきます。
この間、新聞報道されているように、4月の鎌倉市議選で、石渡市長の同行者が、10名前後の候補者に陣中見舞い(現金1万円とのこと)を配った問題については、市民との関係からみても重大問題であることから、6月2日、市議会は各派代表者会議を開催し、全会派が、それぞれの所属議員に対して事実確認の調査をすることに決めました。
各派代表者会議には、7会派の代表と正副議長が出席し、赤松議長から、政治と力ネを巡る問題は政治不信につながるため、まず議会内で調査をしたいと提案説明し、各会派の了解を得られたものです。なお、無所属議員については、議長が調査を行います。
それぞれの議員について陣中見舞いの受け取りや返却の有無、日時、場所、誰から誰が受け取ったか、どう受け止めたかなどの調査をおこない、調査結果を受け、市議会として今後の対応を協議していくことになります。
当議員団は全く関係ありませんが、市長と同行した会計責任者が、複数の市議選候補者に対し、後援会幹部から預かったとされる現金入りの陣中見舞いを渡したことが事実なら、それは市長自身が渡したと捉えられても仕方のない行為ではないでしょうか。
当議員団は、議会として徹底した事実解明と責任追及を行うべきであると考えますが、何よりも問題の当事者の一人であり、鎌倉市の長である石渡市長自らが市民に対して明確に説明をする責任があると考えるものです。
よって、早急に議会全員協議会を議長に開催要請され、市長自らが問題の事実経過等について説明されるよう議員団として申し入れるものです。
以上