11月9日から12日まで、日本共産党鎌倉市議団はリフォーム助成制度について宮古市へ、議会改革で函館市、北海道福島町にいって学んできました。私は宮古市でのリフォーム助成制度について報告します。
住宅リフォーム助成制度でお客を待たせてしまうほど仕事が
地域の経済の活性化と市民生活の向上を
宮古市では経済対策として、4月から20万以上のリフォーム工事に対して、一律10万円を助成という、地域に根差した制度を実施しました。
当初予算では5千万円が補助金の追加により、3億5000万円となっています。11月はじめで申請件数は2347件とのこと。申請にかかる工事費は10億6100万円。平均工事費は45万円。経済効果は24億から25億にもなるとのことです。
人口6万弱の町で、来年3月末には持ち家の約25%がリフォーム助成制度を使うだろうと予想されています。また、太陽光発電や耐震化工事にも上乗せできるとのことです。
なぜ、多くの意市民が利用したのか。
市民のニーズに合うよう、幅広い工事を対象としたこと。総工事費についても負担能力が低くても利用できるよう、20万と低く設定したこと。手続きの簡素化、補助額も一律10万の定額としたこと。住宅の長寿命化も補助対象にしたことがあげられます。
工事の1番は畳とのこと。市民の口コミ、業者の宣伝などでいまでも毎日10件以上の申請が続いているとのことです。「1年限り」の制度ですが、制度延長を市民は求めているとのことです。
「景気対策」として全国的に注目され、視察も多く訪れているとのこと。建設業者方の話では口コミで評判が広がり、お客さんを待たせているほどだととのことでした。
市民も業者も喜ぶ
多くの業者のかたがこの制度のおかげで、仕事も続き建設業以外にも、飲食店やクリーニング屋さんの仕事も増えたり、地域の経済も活性化しているとのこと。また、有効求人倍率も建設業では0,17から0,32へとアップし、地域の雇用も創出しています。宮古市からも学び、鎌倉市でも是非実施するよう取り組みたいと思います。