バス便が減り困ったとの声が寄せられています . ご紹介します
声: 医者通いなどで大船方面に出るとき、行きは時刻表を見て出掛け、帰りは1時間に一本のバスに乗り遅れると時間つぶしを強いられる。
声:鎌倉山の2丁目に住むSさんから
Sさんの近所に住む80代のご夫婦はお二人とも持病もあり免許証を返納した後バス便が悪いことも有り、宅配の食材で買い物に出掛けない生活を送って来ましたが、食材の注文がむずかしくなり健康が心配と言っていました。
病院に行けないので、月2回の訪問診療を受けています。
このような高齢者だけの世帯は、外部との接触が減り家の中にこもりがちになり、心身の健康に影響します。
鎌倉山のバス時刻表によれば鎌倉行きは、よくて60分に一本、最長80分間隔が有ります。
子育て世代は 鎌倉山を敬遠!?
小学校の1,2年生にはつらい帰り道、学校から家まで30分以上歩いて帰ることになります。小、中学生の自転車通学は安全上を理由に認められていません。
高校もほとんど自転車や原付通学を認めていません。これでは子育て世代は鎌倉山を敬遠するのではないでしょうか。
最終バスは21時 歩くかタクシー
現役サラリーマンはどうしているか。大船からの最終は21時ですので帰宅時間が遅い場合はモノレール駅から歩くか、車で迎えに来てもらうか、タクシーとなるでしょう。
女性にとっては暗い道を長時間歩くのは恐怖との戦いになります。長時間労働を続けなければならない職場の方は鎌倉山に住めない事になるのではないでしょうか。
乗継ぎ券は廃止 往復運賃900円にも
また鎌倉山から鎌倉行き、大船行きの乗継券が4月から廃止となり運賃が余分に掛かることになりました。当事者にとってはつらいことです。
鎌倉山に限らず、車社会による環境への負荷をへらし、公共交通を充実していくのは西欧が力を入れていると聞きます。
鎌倉市は何十億も出資して、市民の利用のほとんどない藤沢・村岡に新駅をつくろうとしています。
市民のための自治体であれば、バスの便数が減っているのを見ているだけでなく、小型の循環バスなど充実させる施策をとれば、子供からお年寄りまで住みやすさが増します。市政が住民の福祉にもっと目を向けて欲しい。住みやすい鎌倉にしたいですね。(s/k)