鎌倉産のシラスやワカメは、家庭の食卓を潤しています。また、シラス料理など市内のレストランにおいても大変好評ですが、鎌倉の海産物が私たちの口に運ばれるまでには、漁師さん達の大変な苦労があります。
現在、鎌倉地域では、人力で船の出し入れをして漁をしています。昨年秋の台風18号では、材木座・坂の下の海岸で漁船や小屋が大変な被害に遭いました。
こうしたことから、第一次産業である漁業の振興と防災・安全対策上からも、鎌倉漁港の整備は漁業者の悲願であり、市民的課題の一つといえます。
市は、長年の検討を踏まえ、平成21年度から本格的に調査・検討に入りました。
ところが、松尾市長は財政難を理由に新年度に予定していた基本構想策定の経費を削り、計画の先送りを表明しました。
党市議団は、すでに着手した調査を中断すれは今後の見通しがつかなくなることから他会派と共同して予算の修正・復活を提案し、可決されました。