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たかの洋一のかけある記

2023年11月29日

新中央図書館の整備のために

鎌倉の図書館は歴史的な位置づけからも重要な意味をもっています。鎌倉地域にある中央図書館は文字通り鎌倉市における中心的な図書館施設ですが、特にハード面での老朽化や書庫等の狭さなどから充実を求める声が市民からだされており、私も同感です。とりわけ面積を広げ拡充するためには、現在の場所での建替えというわけにはいきません。では、どうするかという点で、市として現在、今の本庁舎の場所に複合整備する方向で検討が行われています(市庁舎現在地利活用計画案を検討中、年明けにパブコメ予定)。中央図書館はブラインドが昨年度ようやく新しくなりましたが、新たな整備が望まれます。

市民の皆さんからは、市庁舎現在地利活用計画「中間取りまとめ」公表以降、鎌倉市本庁舎等整備委員会に図書館関係の専門家が入っていない、また、図書館協議会における正式な審議がされていないなど様々な声が寄せられています。このことは先の9月議会の一般質問でも取りあげましたが、今後、新庁舎等整備、現在地利活用いずれにおいても、「急がば回れ」で将来の鎌倉に憂いを残さないよう検討の改善など、あらゆる知恵と熱意とエネルギーを注ぐことが求められていると痛感しています。それは行政だけでなく、市議会も同様です。私も微力ながら、その一員として日々悩みながら取り組んでいるものです。

もし可能であれば、そうした思いを共有し、より良い図書館の整備にむけて課題解決を図っていきたいと思っています。特に、中央図書館は、政権都市として日本の歴史の一部を刻んだ鎌倉の「ふみくら」として中核をなすものです。サービスのソフト面は良いが、ハード面で大きな課題を抱えている現状を最大多数の市民の思いに応えた形の整備にしていくため、今からでも必要な手は打つべきです。その一助になればという細やかな思いで取り組んでいます。このことは「位置条例」の今後にも関わる最重要課題の一つであるため、市として慎重かつ説得力ある検討を求めるものです。図書館協議会での「協議」は一歩前進です。

病院、引き戸の画像のようです

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