ごみの戸別収集問題「市長選挙のたびごみ問題は争点になってきた」

名越焼却施設の2025年3月稼働停止を控え、燃やすごみの減量を迫られている鎌倉市。市は新たな焼却施設の建設計画を中止し、逗子市との広域処理や民間事業者への委託を行う方針です。

　市長が有料化と戸別収集と一体で実施しようとしたのは2011年。戸別収集は当時4億4千万かかることから、市民の75％が反対。議会も有料化との一体実施に反対し、有料化だけが実施されました。

　鎌倉市は全国トップの資源化率を誇る自治体。戸別収集をモデル実施した地域では「一定の効果はあった」としていますが、施行前より増えた地区もありました。

　今年度から、市長は戸別収集実施について計画の考え方の基となる「鎌倉市における戸別収集のあり方について」を廃棄物減量化及び資源化推進審議会に諮問し、進めようとしています。

　松尾市長のごみ政策の迷走から鎌倉市の焼却施設はなくなります。逗子市での焼却をお願いしていることから、ごみの積み替えの中継施設が必要で、名越クリーンセンター近隣住民に建設をお願いしています。逗子市の焼却炉規模から燃えるゴミの受け入れは1万トンの制限があり、さらなる資源化減量化が必要です。

　減量のため、生ごみの資源化施設を今泉クリーンセンター付近住民にお願いしていますが、住民は反対しており見通しはたっていません。

日本共産党鎌倉市議団