野村総研跡地の利活用は市民要望の反映を

市に寄付されてから20年にもなる野村総研跡地（梶原4丁目）。同地の利活用事業について市は4月20日、基本協定と基本契約の締結に向けた取組状況を発表しました。優先交渉権者の辞退があり、現在、次点交渉権者の事業者との協議が行われており、最先端ＩＴ研究の拠点とする予定です。

一方、市民への十分な説明や活用のあり方などについて、市民の方々から３件の陳情が議会に出され、総務常任委員会で審議されました。多くの市民が望む文化的な活用を軽視し、とにかくＩＴなどの研究開発系にこだわってきたことが市民的理解を得られない根本にあると思います。

市に寄付された時の事実上の条件である文化的な活用という原点に立ち返り、広く市民的な理解が得られる利活用になるよう地域住民への十分な説明と要望の反映に努めるよう高野議員は質疑を行いました。陳情は３件とも採択され、現在の事業者との交渉に反映されるよう求めていきます。