昨年10月から11月に行った市民アンケートは12月で1350通の回答が寄せられました。ご協力ありがとうございました。12月議会では皆さんの意見を参考にして質疑を行いました。集計結果は次号に掲載いたします。
介護保険料値上げストップを
来年度から第8期介護保険料の改定が行われ、「次期高齢者保健福祉計画」の検討についての報告がありました。
次期介護保険料は現状より値上がりする予定との報告に対し、吉岡議委員は「基金の取り崩し」や「保険料の所得階層を16から20段階」に広げるなど、保険料の軽減を図るよう要望しました。
街路樹根上がり、抜本改善を約束
梶原、西鎌倉大通の歩道が街路樹の根上がりで通行しがたい箇所があり、改善を求めました。市は、作業センターで対処しているが、抜本的改善に向けて対応していきたいと答弁がありました。
唯一の歩道整備計画がある大船ー西鎌倉線について、特に未整備区間の安全確保のため、深沢から鎌倉山への歩道整備が急がれます。既存のU字工のふた掛けをするなど、今後の暫定的な対策を含め、未整備区間の歩道整備を求めました。答弁では、ふた掛けも含め、歩道整備に努力すると答弁しました。
水害対策、重点地区の整備へ
市は、1時間雨量57.1mmの目標で雨水整備を進めています。浸水被害を解消するため、4つの重点河川対策地区を決めていますが、現状の整備率は77.8%です。重点河川である大塚川│新川の分水計画では、地権者の方の用地確保交渉や東京電力など地下埋設物移設について協議を行っています。
他の重点地区について市は、今後実施計画に位置づけ実施していくとなりました。
村岡新駅「市民に問わない」断言
市民アンケートでは、JR大船駅と藤沢駅の間に造ろうとしている村岡新駅については、圧倒的に「反対」を選んでました。
「コロナで深刻な状況に陥り、大型開発は妥当でない」「本当のことを教えてください」と寄せられた声を紹介し、3月31日までの間に市民の声を聞くことはないのかと迫りました。
しかし市の答弁は、これまでの市の発表や報道もされたことを理由に、「年度内、新駅の最終見極めの間に市民の意見を聴取する予定はない」と断言しました。
北鎌倉隧道「いまだトンネルの地権者と交渉せず」
北鎌倉隧道の安全対策工事は現在、3案(小型自動車通行案、救急車両通行案、歩行者のみ)を1案に絞る段階です。
その過程で地権者の土地を市が一括管理(買い取り、借地など)することを検討していることがわかりましたが、いまだにトンネルの大船側の地権者とは交渉せず、1案に絞る検討が進みません。
トンネルが封鎖される前は、何の問題もなく通学や近隣の方が通っていました。トンネルが閉鎖されたのは2015年(平成27年)4月28日。実に5年半も通行不能となっています。
そのためこれまでに使った税金は、北鎌倉駅北口臨時改札の費用が約5538万円、交通誘導員費用が約6110万円に及びます。
昨年は、山ノ内の8町内会による、北鎌倉隧道の早期通行再開についての要望書が議長に出されました。市長は一刻も早い安全対策工事を進める責任があります。