今回は会派を代表する形で一般質問を行いました。自治体として何よりも市民に寄り添って暮らしを守る立場で積極的に対応すること。市の財源として、一般財源からの大きな支出である「本庁舎整備基金新規積立金」5億円の支出をやめて、コロナ対応への支援等に充てること。市内在住にこだわらず商業振興の視点から「コロナ基金」を活用した支援を行うこと。また、医療・介護・障がいなど福祉事業所への財政支援を市として行うこと。子どもたちが安全・安心に学校で生活し学べる環境整備として、アフターコロナを見据え、今こそ少人数学級の拡大に取り組むことなどを質しました。今後も鎌倉地域等に根ざした、いわばミクロの視点で取り組んでいきます。
同時に、今回の新型コロナなどの感染症の増加や深刻な環境問題の顕在化は、資本主義という経済社会形態の根本的な見直しが不可避な時代に入っていることを示していると考えます。資本主義の仕組みや「からくり」を社会科学として解明したものが「資本論」に他なりません。決してスラスラと読める内容ではなく、私自身、読むための事前準備を相当行なったうえで、マルクス自身が著した第一部(二部・三部はエンゲルスの編集)を読了したことを思い出します。画像のように、その中で現代に起こっている構造的問題が指摘されていることに驚かされます。そうした「マクロ」の視点も同時にもって、あるべき時代を見据えていきたいと思っているところです。