市は山崎浄化センター敷地内新ごみ焼却施設計画について、近隣住民への説明を行なっていますが、住民は負担の公平性や平等性、交通渋滞への懸念などから反対しています。
そんな時、松尾市長は近隣住民との話し合いで「協議の枠を広げたい」として、ごみの自区外(市外)処理や逗子市・葉山町との広域連携に言及しました。この話し合いは市長選挙前の10月11日に行なわれましたが、この市長発言は出席者が「逗子に焼却をゆだねて山崎浄化センターでの建設は行わない」という意味の発言と考えざるを得ない事態を招きました。
新焼却施設は行政計画に位置付けられており、逗子・葉山との覚書に基づく実施計画を現在策定中です。住民に自区外・広域連携という言葉を軽々しく口にして施設建設の見直しをほのめかしたのは、市政の責任者として極めて不適切です。市長の言動は建設予定地周辺住民及び議会との信頼関係を著しく損ない、鎌倉市のごみ処理施策を一層混乱させるとして、松尾市長の責任を問い、猛省を促す決議を行いました。
これまでの経過を踏まえ、燃えるゴミの生ごみの資源化を行うなど、ごみ行政の理念に立ち返った誠実な対応が望まれます。
見解・主張・資料
2018年1月9日