鎌倉は全国に先駆けて平和都市宣言をした自治体です。この夏、国連で加盟国の6割以上122ヶ国の賛成で核兵器禁止条約が採択されました。戦後、特にビキニ環礁の水爆実験以降、ヒバクシャの方々と市民が核廃絶署名などに取り組み、世界各国に訴えてきた60余年の取り組みが実りました。これにより世界で初めて核兵器が違法なものとなりました。
「われわれは、日本国憲法を貫く平和精神に基いて、核兵器の禁止と世界恒久平和の確立のために、全世界の人々と相協力してその実現を期する。 多くの歴史的遺跡と文化的遺産を持つ鎌倉市は、ここに永久に平和都市であることを宣言する。」この宣言が現実のものとなる道が開かれたのです。
私は、長崎で行われた原水爆禁止世界大会に参加しました。中満泉・国連軍縮問題担当上級代表を始め世界各国で運動している人々が集い、歴史的な大会となりました。核兵器と人類の生存は両立しません。これからも署名活動などに皆さんとともに取り組み、一日も早く核兵器禁止条約に賛成する政府をつくるために鎌倉で頑張ります。
そのためにも、平和都市宣言をいかし長崎・広島両市長とも連帯して現政府に働きかける積極的な鎌倉市政が求められています。