4月の市議選では上位で3人を当選させていただき、躍進することができました。新たな議員団の最初の定例議会となる6月議会では3人全員が一般質問を行い、福祉と暮らし優先の市政を求めて取り組みました。
吉岡和江市議団長、4年ぶりに復帰した高野洋一市議、新人の武野裕子市議、そして市議団相談役の赤松正博前市議と力を合わせて全力で頑張ります。(市民ニュース7,8月号は地域に配布します。ご意見ご要望をお寄せください)
新駅建設はやめ、暮らし・福祉充実を
村岡新駅は 税金を使ってまでいりません
深沢まちづくり計画(約3㌶元JR大船工場を含む )は現在、藤沢市村岡地区への新駅建設を前提に計画されています。新駅は自治体の誘致で、設置費用だけで160~180億円。関連する道路・駅前広場等を含めると300~400億円(藤沢議会での答弁)との巨額の経費となり、藤沢・鎌倉・県で現在、負担割合についての協議も難航しています。
深沢まちづくりにおける区画整理事業費用は、138億円でしたが、国の補助金約35億円も出るのか不透明で、計画していた看護大学も頓挫し、保留地処分(区画整理で得た土地の売却)ができるかどうかも不明です。
特に、新駅建設には80%の市民が反対(昨年実施の市民アンケート)しており、多くの市民は求めていません。吉岡議員は市長に対し新駅設置をやめるよう強く求めましたが、慎重に検討するとして、明確な答弁がありませんでした。市長の任期はあと数か月であり、方針を示さないことは無責任です。
高齢者交通優待 制度の復活を
いま多くの高齢者から交通優待制度の復活充実を望む声が寄せられています。「高齢者割引乗車証助成制度」は市民が署名を集め、陳情が採択され、年間2千円と少額ながら実現したものです。松尾市長は「財政難」を理由に2013年に凍結してしましました。
この間、市担当部局は、高齢者交通優待制度の復活を検討しました。しかし、市長は今も、「財政難」を理由に棚上げしたままです。
市長の責任ある判断 が求められている
鎌倉市の「財政調整基金」(市の貯金)は1996年以降で一番多く、昨年度末で53億円です。自治体の仕事は市民の暮らし、福祉を守り充実することです。
市長は、高齢者割引乗車証助成制度の復活・充実を早期に判断すべきです。